社会保険労務士
社会保険労務士とは社会保障や労務などの事務手続きに関する専門職のことです。具体的には、労働関連法令や社会保障法令に基づく申請書・届出書・報告書・審査請求書・異議申立書等の書類作成の代行業務等を行っています。
また企業経営における労務管理や社会保障に関する相談・指導等も社会保険労務士の重要な仕事の一つです。2009年に行われたリクルートの調査では、取りたい資格の10位にランクされまたこれからニーズが高まりそうな資格の9位にランクされています。
戦後日本の民主化政策の一環として労働三法が制定され労働者の権利が法律によって確立されました。その中で1960年代の日本経済は急激な成長を遂げ、税収や企業からの社会保険料が増加したのと同時に厚生年金・健康保険・労災保険・雇用保険などの制度も発展しました。
一方でそれに伴う制度の複雑化・煩雑化も増大し、個人や中小企業などでは業務に対応できない状況も生じてきました。こうした状況に対処するために人事・労務に関する専門の職業の必要性が指摘され、1968年に社会保険労務士法が制定されました。
そもそも国民の権利・利益を確保するための制度の手続が、個々人や企業で対応できないということ自体が国民の立場から遊離してきているといえましょう。
しかしながら現状では個々人や中小企業ではこの複雑・煩雑な事務行うことは困難なので、今後社会保険労務士への需要は増大していくことは間違いのないところでしょうし、その資格試験への人気も高まっていくことでしょう。